機械電気工学科
准教授
博士(理学)
機械電気工学科2年担任
アーチェリー部
kaichida[at]tokuyama.ac.jp
生体情報工学,運動制御,バイオメカニクス
筋肉電位計、モーションキャプチャシステムなどの計測機器の発達によりヒトの運動メカニズムが明らかになってきました。これら計測機器により得られたデータを基に様々な研究が進められています。スポーツの分野では,これらの機器を使うことでアスリートのパフォーマンス向上に役立てる動きがあります。また、20世紀の前半に活躍したロシアの生理学者Bernsteinは熟練した鍛冶屋の運動解析を行い、腕の運動軌道は鎚を打ち下ろすたびに少しずつ異なるものの、鎚の先は正確に目的の場所に吸い込まれるように動いていることを発見しました。では、ヒトは注意を払うべき点とそうでない点をどのように使い分けるようになるのでしょうか?また、運動中に注意を払うべき点とそうでない点をどのように習得していくのでしょうか?様々な運動・スポーツで注意を払うべき点とそうでない点が分かれば身体の運動制御のコツが分かるのでは?本研究室では、実際に生体の運動の様子を計測し、生物が進化の過程で獲得した身体の構造が持つ秘密の解明と巧な運動制御のメカニズムを探ります。
講義で扱う基本事項がどのように社会生活で活用されているか,また,活用できうるかについて思考を巡らせる授業構成を心がけています.
見えない脳の活動を動きという見える現象から理解したいと考えています.また,生物の身体は進化の長い過程を経てとても巧みに構成されています.この生物の持つ身体の持つ潜在機能を明らかにしていきたいと思っています.
モーションキャプチャ・表面筋電位計を用いた運動計測実習 | 平成27年6月 |
計測対象を考慮した実験設計,複数機器を用いた同期計測を実習形式で行い,簡単な数値解析までを行う |
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大学での数学・物理のe-learning教材の作成 | 平成25年4月 |
Moodleを用いた演習課題の作成を行い,自宅学習コンテンツ作成を行った. |
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大学での数学初年度教育の教材作成 | 平成22年4月 |
演習課題レポートから学生の理解度分析を行い、分析結果から演習課題を作成 |
モーションキャプチャ・表面筋電位計を用いた運動計測実習教材の作成 | 平成31年3月 |
運動計測実験を体験的に学ぶための実習教材の作成を行い,講義を行った. |
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可変抵抗を用いた光の三原色学習教材 | 平成27年8月 |
光の3原色と色の3原色の違い,LEDを用いた光の3原色体験実習を行った |
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e-learning(Moodle)システムを用いた数学・電気回路学習システム作成 | 平成20年4月 |
e-learningシステムを用いた、大学初年度数学教育に関する穴埋め、選択、記入形式など複数の形式の教材作成 |
早稲田大学との共同計測実験 | 平成22年4月 |
早稲田大学スポーツ科学学術院 鳥居俊准教授と子どもの成長と関節間協調の関係について共同研究を行った |
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慶応義塾大学、藤田保健衛生大学との共同研究 | 平成20年4月 |
慶應義塾大学理工学部 荻原直道教授(前職:京都大学助教)とニホンザルの歩行に関する共同研究を行っている |
運動学的知見によるアーチェリー指導 | 平成30年12月 |
中・高学生を対象とした技能講習会にて,運動学に基づいた技術指導を行った. |
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高専-長岡技科大共同研究助成(2017)筋協調機構(筋シナジー)の解明による加齢に抗した歩行運動の持続に向けて | 平成29年4月 |
リハビリにも用いられる立位姿勢維持における筋シナジーの働きを明らかにし,共同研究により,上肢下肢を合わせた全身骨格系としての加齢に抗した歩行運動の持続に向けての方策の検討ならびに双方の研究に有益な解析・予測の検討を進める. |
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若手研究(B)(2017-2019)身体の力学的特性と姿勢が歩行中の関節間シナジーに及ぼす影響とその対策の検討 | 平成29年4月 |
生体運動には筋骨格系の条件が密接に関わっており,加齢による歩容の変化とその対策に関するメカニズムの解明のため,身体の力学的特性を考慮した歩行運動解析を行う. |
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マレーシア工科大学にて歩行運動解析研究について講演 | 平成29年3月 |
講演タイトル:An analytical stusy of leg joint synergy in bipedalism ~human and Japanese macaque~ 依頼:Advanced Telecommunication Technology Research Group, Faculty of Electrical Engineering, Universiti Teknologi Malaysia. |
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平成27年度教育研究奨励賞受賞(鹿児島工業高等専門学校) | 平成27年10月 |
研究継続のための外部資金獲得により受賞 |
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研究スタート支援(2015-2016)関節間シナジーに着目した加齢による歩行運動の変容とその対策の検討 | 平成27年8月 |
高齢者のつまずき増加などの歩行運動の低下が関節間シナジーの変化に原因があるのか,それとも筋力の衰えなど関節間シナジーの変化以外の要因によるものなのかに着目し,研究を行った |
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少年選手向けアーチェリー運動計測 | 平成27年6月 |
小学生を対象としたアーチェリーシューティングの3次元軌道・表面筋電位・床反力同時計測を地域スポーツ少年団と協力して行い,指導者に対して生体計測についてレクチャーを行った. |
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山口大学・九州情報大学・長岡技術科学大学との共同研究・共同計測実験 | 平成27年4月 |
複数大学研究者と研究グループを立ち上げ,加齢による関節間シナジーの変化について共同研究を行っている |
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運動計測実験機材開発に関する相談 | 平成26年12月 |
アーチェリーやサッカーなどの運動解析を見据えた,計測実験設定や機材開発及びスポーツ指導者の要望による運動評価フィートバック機能を備えた機器開発を行っている |
高等学校教諭第一種免許状(情報) | 40268 |
免許番号:平二一高一第五五一号 |
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高等学校教諭第一種免許状(理科) | 40268 |
免許番号:平二一高一第五五〇号 |
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中学校教諭第一種免許状(理科) | 40268 |
免許番号:平二一中一三三〇号 |
該当なし | |
該当なし | |
該当なし | |
山口大学,九州情報大学,山口短期大学、高知大学等
運動画像計測(モーションキャプチャ),生体運動計測,数値シミュレーション