重村  哲至

Shigemura  Tetsuji
学科

情報電子工学科

職名

教授

学位

博士(工学)

校務

情報電子工学科主任

クラブ顧問

ハンドボール部,ニューメディア部

メールアドレス

sigemura@tokuyama.ac.jp

URL

https://github.com/tctsigemura

専門分野

コンピュータアーキテクチャ
オペレーティングシステム

研究テーマ

計算機工学教育用教材としての
コンピュータ・オペレーティングシステム・言語処理系

リサーチマップURL

https://researchmap.jp/read0177684


学歴
昭和60年 3月 徳山工業高等専門学校情報電子工学科卒業
昭和62年 3月 豊橋技術科学大学工学部情報工学科卒業
平成 元年 3月 豊橋技術科学大学大学院工学研究科情報工学専攻修士課程修了 工学修士
平成20年 3月 佐賀大学大学院工学系研究科システム生産科学専攻博士後期課程修了 博士(工学)
職歴
平成 元年 4月 徳山工業高等専門学校情報電子工学科助手(平成12年3月まで)
平成12年 4月 徳山工業高等専門学校情報電子工学科講師(平成19年3月まで)
平成19年 4月 徳山工業高等専門学校情報電子工学科准教授(平成23年3月まで)
平成23年 4月 徳山工業高等専門学校情報電子工学科教授(現在に至る)
平成26年 4月 山口大学教育学部非常勤講師(「電子計算機」担当)(平成28年3月まで)
学会及び社会活動
昭和63年 8月 情報処理学会会員(現在に至る)
平成 6年12月 全国高等専門学校プログラミングコンテスト委員会委員(平成22年11月まで)
平成11年 8月 山口県技術アドバイザー(平成18年3月まで)
平成16年 4月 情報処理学会情報処理教育研究委員会短大・高専部会委員(現在に至る)
平成18年 4月 日本工学教育協会会員(現在に至る)
平成23年 1月 平成22年度(経済危機対応・地域活性化予備費事業)戦略的基盤技術高度化支援事業研究開発推進アドバイザー(山口県産業技術センター,平成23年9月まで)
令和3年10月 下松市図書館システム賃貸借公募型プロポーザル審査委員(下松市立図書館,令和4年3月まで)
賞罰
平成19年 7月 中国・四国工学教育協会賞
教育上の能力に関する事項
教育方法の実践例
全国高専第16回プログラミングコンテスト競技部門 平成17年10月

大会委員(競技責任者)として、競技ルール立案・作成・競技運営システムの構築、問題作成(画像マッチング)、大会後インターネットへの問題と各チーム答案の公開作業を担当した。

全国高専第15回プログラミングコンテスト競技部門 平成16年10月

大会委員(競技責任者)として、競技ルール立案・作成、競技運営システム構築、問題作成(写真パズル)、大会後インターネットへの問題と各チームの出した答案(途中結果も含む)の公開作業を担当した。

全国高専第14回プログラミングコンテスト競技部門 平成15年10月

大会委員(競技責任者)として、競技ルール立案・作成、競技運営システム構築、問題作成(展開図パズル)、大会後インターネットへの問題と各チームの出した答案(展開・配置手順)の公開作業を担当した。

全国高専第13回プログラミングコンテスト競技部門 平成14年10月

大会委員(競技責任者)として、競技ルール立案・作成、問題の作成(ボールを使った通信)を担当した。

全国高専第12回プログラミングコンテスト競技部門 平成13年10月

大会委員(競技責任者)として、競技ルール立案・作成、問題の作成(箱詰めパズル)、模範解答作成、大会後インターネットへの問題と模範解答の公開作業を担当した。

全国高専第11回プログラミングコンテスト競技部門 平成12年10月

大会委員(競技責任者)として、競技ルール立案・作成、問題の作成(変形倉庫番)、模範解答作成、大会後インターネットへの問題と模範解答の公開作業を担当した。

全国高専第10回プログラミングコンテスト競技部門 平成11年10月

大会委員として、問題の作成の一部(積み木を使ったパズル)を担当した。

全国高専第9回プログラミングコンテスト競技部門 平成10年10月

大会委員として、問題の作成(サイコロを使用したゲーム)と、大会後、インターネットへの問題の公開作業を担当した。

作成した教科書・教材
BYOD(Bring Your Own Device)に対応した仮想のPC演習室設備 令和2年4月〜 現在に至る

学生のBYODを促進するために、学生毎に異なる端末の差異を越えてクラウド上の仮想PCで演習ができる設備の計画と立案を行った。

教育用コンピュータ用Bluetooth通信ソフト 令和2年3月〜 現在に至る

下記9)、11)の改良に伴いBluetooth経由のシリアル通信が可能になった。また、情報電子工学科では令和2年度からMacBookによるBYODが開始された。そこで、macOS上で動作するBluetooth通信プログラムを開発した。このソフトを用いることでMacが教育用コンピュータの文字端末として使用できる。また、Mac上で作成したプログラムをダウンロードすることができる。成果物はGitHubにて公開している。

MP3プレーヤ開発演習用のハードウェアとソフトウェア 令和元年8月〜 現在に至る

専攻科の科目「総合演習」で組み込み機器の企画・設計・実装を行う演習を行うための教材である。MP3デコーダと液晶,押し釦スイッチを備えた基板を新たに製作し下記8)の拡張ポートに増設し、下記4)を組み込み用に再構成したオペレーティングシステムを搭載した。学生は、自ら企画したMP3プレーヤの機能をこのオペレーティングシステム上に実装する。

オペレーティングシステム教科書 平成29年10月〜 現在に至る

科研費のプロジェクトとして,高専や大学で利用できるオペレーティングシステムの教科書(約250ページ)を執筆した。成果物とTeXのソースコードはGitHubにて公開し改訂・加筆を続けている。

教材用オペレーティングシステム 平成27年3月〜 現在に至る

教育用パーソナルコンピュータで動作するシングルユーザ・マルチタスクのシンプルなオペレーティングシステムである。マイクロカーネル方式を用いシンプルな構造とし、オペレーティングシステムを学習する学生が実装例としてソースコードを読みやすい配慮を行っている。GitHubで全てのソースコードを公開している。

Macによる集合教育システム 平成26年3月〜 現在に至る

Appleの携帯端末のアプリ開発を可能にすること等を目的に、PC-UNIXによる集合教育システム(端末数50台)をMacに置き換えた。企画立案からシステム構築作業までを担当した。

クラウド型仮想デスクトップ計算機設備 平成25年10月〜 平成30年3月

集合教育用のWindows PCの管理容易化を目的とし,50名が同時に使用できる仮想デスクトップ計算機システムの導入を企画した。その後、管理を担当している。平成26年4月からは情報電子工学科電算機室のWindows環境が本仮想計算機に移行した。

教育用システム記述言語 平成19年~ 現在に至る

教育用パーソナルコンピュータのオペレーティングシステムを記述するための計算機言語である。言語定義、処理系の実装等を行い、平成21年度から専攻科の「総合演習」の教材として使用されている。また、平成27年度には、GitHubでコンパイラのソースコード、ライブラリのソースコード、ドキュメント等を公開し、普及に務めている。

TeC 教科書 平成17年3月〜 現在に至る

情報電子工学科1年生「基礎コンピュータ工学」の教科書(62ページ)を執筆した。その後、改訂を続け令和2年現在では第4版(約100ページ)になっている。また、平成27年度には、GitHubでTeXソースを含めて公開し、二次使用を促している。高専機構の教材共有システムでもPDFを公開している。

教育用パーソナルコンピュータ 平成17年~ 現在に至る

学習者が全体像を容易に把握できるシンプルなコンピュータではあるが、同時に学習者が市販のパーソナルコンピュータと原理的には同じものであると認識できるコンピュータである。平成20年度から専攻科の「総合実験」、「総合演習」の教材として使用されている。また、平成27年度には、GitHubで設計図、ドキュメントを公開している。

デジタル時計製作キット 平成16年10月

情報電子工学科「コンピュータシステム実験」で学生が組み立てるデジタル時計の企画・設計を担当した。

教育用コンピュータ 平成15年3月〜 現在に至る

情報電子工学科1年生「基礎コンピュータ工学」他で使用する演習用マイコンを開発した。平成23年度から改良版の開発を行い、平成25年度入学生から改良型を投入した。更に、平成30年度からはBlutoothでPCと接続できる新型を投入した。本コンピュータは本校以外でも使用されており、延べ800台程度が製作・販売されている。「平成19年度 中国・四国工学教育協会賞」を受賞した。また、平成27年度からは、GitHubで全設計図、ドキュメントを公開している。

実験用ネットワーク 平成13年10月

情報電子工学科「ソフトウェア工学実験」のネットワーク構築テーマで使用する学生用ネットワークの構築を担当した。

キャンパス情報ネットワーク 平成8年3月~ 平成25年3月

徳山高専校内ネットワーク整備において基本設計を担当した。また、メールサーバやファイアウォールは、更新のたびに、新システムの構築作業を行い、平成25年3月の更新までこのようにして構築したサーバが校内ネットワークの基盤として稼働してきた。

PC-UNIX による集合教育システム 平成5年10月~ 平成26年3月

情報電子工学科電算機室、情報処理センター第1、第2パソコン教室の更新の度に集合教育用UNIX環境の構築とメンテナンスを担当しててきた。情報電子電算機室においては平成26年3月まで、情報処理センターにおいては25年3月まで、構築したPC-UNIXが稼働を続けた。

学校の評価
別紙のとおり

実務経験 特記事項
該当なし
 
その他
平成28年度、電子情報通信学会中国支部連合大会奨励賞(指導専攻科学生の受賞) 平成29年3月

平成28年10月、坂上駿仁、「教育用計算機の言語処理系の省メモリ化」の学会発表についての受賞

平成28年度、情報処理学会中国支部優秀論文発表賞(指導専攻科学生の受賞) 平成29年5月

平成28年10月、坂上駿仁、「教育用計算機の言語処理系の省メモリ化」の学会発表についての受賞

平成22年度、電気学会中国支部奨励賞 (指導専攻科学生の受賞) 平成23年2月

平成22年10月、森重僚太、「C--コンパイラのIA-32への移植」の学会発表についての受賞

平成21年度、電気学会中国支部奨励賞 (指導専攻科学生の受賞) 平成22年2月

平成21年10月、豊田泰隆、「教育用システム記述言語C--コンパイラのコード生成部の実装」の学会発表についての受賞

職務上の能力に関する事項
資格・免許
第1種情報処理技術者試験(合格) 昭和60年2月

特許等
該当なし
 
実務経験 特記事項
該当なし
 
その他
令和2年度 情報処理学会九州支部奨励賞 (指導専攻科生の受賞) 令和2年9月

2020年度開催の第73回電気・情報関連学会九州支部連合大会、横路海斗、「教育用計算機上で動作するアセンブリ言語演習環境の構築」の学会発表についての受賞

科学研究費助成金 基盤C 一般 「質の高い情報通信技術者を育成するための総合的なカリキュラムの開発と普及」 平成28年〜 平成30年

その2②の教科書「オペレーティングシステム」の執筆などを行った。