髙槻  侑吾

Takatsuki  Yugo
学科

一般科目

職名

助教

学位

修士(文学)(立命館大学)

校務

1年1組副担任、学生相談室相談員、ハラスメント相談員

クラブ顧問

陸上競技部

メールアドレス

takatsuki@tokuyama.kosen-ac.jp

URL

https://nit-tokuyama.jp/staff_profile/?staff_id=takatsuki

電話番号

0834-29-6321(研究室直通)

専門分野

日本近現代文学・文化,比較文学・文化

研究テーマ

【研究テーマ】
《夏目漱石文学におけるメディアの問題》

【研究の概要】
 夏目漱石作品とメディアの関わりについて研究しています。具体的には、夏目漱石の新聞掲載作品を中心に、①作中に登場する絵画との連関、②同時代の言説・社会状況との相関、③発表媒体(雑誌・新聞)との影響関係、④同時代・後代における受容といった点に着目することでどのような解釈が可能になるのか、作品の新たな〈読み〉の可能性を探っています。

【キーワード】
日本近代文学,日本現代文学,日本文化,比較文学,比較文化,夏目漱石,新聞小説,メディア,言説,受容,読者

リサーチマップURL

https://researchmap.jp/y_takatsuki

教育ポリシー
教育活動の考え方

 担当授業(国語総合Ⅰ、日本語コミュニケーション、日本語表現法)を通して、学生が技術者、社会人に求められる教養や実践的なコミュニケーション能力を身につけられるようにしたいと考えています。
 技術者には、自らが携わる(開発した)技術を文章や口頭で他者に分かりやすく説明する力が求められます。また、他者と協働してプロジェクトを進めていくためには高度なコミュニケーション能力が必要になります。
 以上を踏まえて、担当授業では国語科の【読むこと】領域の指導に加え、【書くこと】及び【話すこと・聞くこと】領域の指導も重視しながら、学生が実践的なコミュニケーション能力を身につけられるように工夫しています(下記「授業への取り組み」参照)。さらに、学生の異文化理解に向けた素養を涵養するため、【伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項】についても扱っています。

授業への取り組み

 私の授業では、従来型の教員主導による講義に加えて、学生が主体的に学びに向かうアクティブラーニングを積極的に取り入れています。これまでに高等専門学校(非常勤を含む)で実践したものを挙げると、ペアワーク・グループワークの実施、プレゼンテーションの実施、予習プリント・ワークシートの配付、「コミュニケーションペーパー」(コメントシート)の活用、詩の表現分析、短歌の創作、古典の脚本化・絵画化、古典の英訳分析、歌詞の計量テキスト分析、評論の読解に接続させた意見文の作成、アカデミックライティング演習、学生間での相互文章診断などがあります。
 こうした実践を通して、学生が主体的に学び、技術者、社会人に必要な教養や実践的なコミュニケーション能力を身につけられるようにしています。

研究ポリシー

 個々のテクストを注釈的に精読し、細部から立ち上がる問題を実証的に論じることを重視しています。例えば、夏目漱石「三四郎」(『東京朝日新聞』『大阪朝日新聞』明治41年9~11月)に《ヴェラスケスの模写》が登場しますが、これが具体的に、ヴェラスケスの何という作品を模写したものであるかは、最新版『漱石全集』の注解(注釈)でも言及されていません。しかし、この《ヴェラスケスの模写》は小説序盤で里見美禰子の肖像画《森の女》との掛け替えが予告されており、小説の読解において重要な意味を持ちます。そのため、小説の描写を手がかりに、明治41年前後に開催された美術展覧会の目録や、東北大学附属図書館漱石文庫が所蔵する資料を丹念に調査し、モデルを確定したうえで作品の読み直しを行いました。
 以上のような作業を通して、夏目漱石作品の新たな〈読み〉の可能性を探っています。


授業科目
  • 国語総合Ⅰ(1年)
  • 日本語コミュニケーション(4年)
  • 日本語表現法(専攻科1年)
  • 日本語表現法(専攻科1年)
  • 日本語表現法(専攻科1年)
学歴
平成26年  3月 立命館大学文学部人文学科日本文学専攻卒業
平成26年  3月 高等学校教諭第一種免許状(国語)取得(平二五高一第二八二七号、京都府教育委員会)
平成28年  3月 立命館大学大学院文学研究科人文学専攻日本文学専修博士課程前期課程修了 修士(文学)
平成28年  3月 中学校教諭専修免許状(国語)取得(平二七中専第一三六号、京都府教育委員会)
平成28年  3月 高等学校教諭専修免許状(国語)取得(平二七高専第一五八号、京都府教育委員会)
職歴
平成26年  4月 立命館大学文学部ティーチングアシスタント(平成28年3月まで)
平成27年  4月 立命館大学薬学部ティーチングアシスタント(平成27年9月まで)
平成27年  9月 立命館大学理工学部ティーチングアシスタント(平成28年3月まで)
平成28年  4月 無職(平成30年10月まで)
平成30年 11月 九州大学大学院地球社会統合科学府リサーチアシスタント(平成31年2月まで)
平成31年  3月 無職(平成31年3月まで)
平成31年  4月 有明工業高等専門学校一般教育科非常勤講師(令和2年3月まで)
平成31年  4月 北九州工業高等専門学校生産デザイン工学科一般科目非常勤講師(令和2年3月まで)
令和 2年  4月 無職(令和3年9月まで)
令和 3年 10月 北九州工業高等専門学校生産デザイン工学科一般科目非常勤講師(令和4年3月まで)
令和 4年  4月 徳山工業高等専門学校一般科目助教(現在に至る)
学会及び社会活動
平成22年  4月 立命館大学日本文学会会員(平成28年3月まで)
平成26年  4月 立命館大学日本文学会評議員(平成28年3月まで)
平成26年  4月 中古文学会会員(平成28年3月まで)
平成26年  4月 和歌文学会会員(平成28年3月まで)
平成27年  6月 日本文学協会会員(現在に至る)
平成28年  4月 日本近代文学会会員(現在に至る)
平成28年  4月 九州大学日本語文学会会員(現在に至る)
平成28年  4月 九州大学日本語文学会編集委員(平成31年3月まで)
平成29年  4月 日本近代文学会九州支部会員(現在に至る)
平成29年  4月  九州大学日本語文学会編集委員長(平成29年10月まで)
平成29年 10月 九州大学日本語文学会ウェブサイト委員(令和元年10月まで)
平成30年  4月 九州大学日本語文学会会計委員(平成31年3月まで)
平成30年  4月 九州大学日本語文学会庶務委員(平成31年3月まで)
平成30年  4月 全国大学国語国文学会会員(現在に至る)
令和 3年  4月 日本文芸学会会員(現在に至る)
賞罰
該当なし
教育上の能力に関する事項
教育方法の実践例
「コミュニケーション・ペーパー」を活用した双方向型授業の実施 平成31年4月~現在に至る

北九州工業高等専門学校(2019年度「国語Ⅱ」、2021年度「現代文」)及び徳山工業高等専門学校(2022年度「国語総合Ⅰ」)において、毎時間の授業でB5判の「コミュニケーション・ペーパー」を配付し、感想・質問・自己評価・授業評価(教員の説明・進度・配付資料・情報機器の使用等)を記入し、提出させている。学生の理解・関心の程度や授業の改善点を把握するとともに、高学年での専門的な学びへの橋渡しとして、学生に自分の考えを正確かつ端的に言語化する練習をさせている。提出された「コミュニケーション・ペーパー」にはすべて目を通し、授業通信で紹介したり、授業内で言及したりするなどのフィードバックを行っている。学生にも好評である。

「アクティブ・ラーニング」の実施 平成31年4月~現在に至る

北九州工業高等専門学校(2019年度「国語Ⅱ」、2021年度「現代文」「日本文学論」)及び徳山工業高等専門学校(2022年度「国語総合Ⅰ」「日本語コミュニケーション」)での授業において、グループワーク・ペアワークの実施、「コミュニケーション・ペーパー」の活用、予習プリント・ワークシートの配付、詩の表現分析演習、短歌の創作、古典の脚本化・絵画化、古典の英訳分析演習、歌詞の計量テキスト分析演習、プレゼンテーション、評論の読解に接続させた意見文の作成演習、アカデミックライティング・ライティング演習、学生間での相互文章診断などを取り入れることで、学生が技術者、社会人に必要な実践的なコミュニケーション能力を身につけられるようにしている。

書き手の自立を促す文章診断とアクティブラーニングの実施 平成31年4月~現在に至る

有明工業高等専門学校(2019年度「日本語コミュニケーション」)及び徳山工業高等専門学校(2022年度「日本語コミュニケーション」)の授業において、学生が提出した課題(履歴書・自己PR文・自己推薦書・手紙)について、学生が自立した書き手になれるよう文章診断を行った。また、授業内でグループワーク・ペアワークを実施し、学生間で相互診断させることで、講義内容の定着を図った。さらに、学生が提出した課題から学習効果の高いものを数例選び、文章診断ワークショップを行った。その際、教員が一方的に解説するのではなく、学生に改善点や修正案を出させることで、学生が自分の文章を客観視できる力を身につけられるようにした。学生にも好評である。

評論の読解と接続させたエッセイ・意見文・レポートの作成指導 平成31年4月~現在に至る

北九州工業高等専門学校(2019年度「国語Ⅱ」、2021年度「現代文」)及び徳山工業高等専門学校(2022年度「国語総合Ⅰ」)での授業において、高学年での専門的な学びへの橋渡しを意識し、「読むこと」領域だけではなく、「書くこと」領域の指導にも力を入れた。具体的には、①授業で扱った評論(序論・本論・結論の三段構成、対比構造、具体・抽象の関係)を参考にしたエッセイ、②筆者の主張を批判的に検証する意見文、③自分で題材を選び、分析・考察を加えたレポートを書かせることで、学生が思考力と表現力を身につけられるようにした。ただし、本科1、2年生ということもあり、内容よりも型(適切な構成と文体、引用の手続きなど)を身につけることを重視している。

「授業通信」の発行 平成31年4月~現在に至る

北九州工業高等専門学校(2019年度「国語Ⅱ」、2021年度「現代文」)及び徳山工業高等専門学校(2022年度「国語総合Ⅰ」)の授業において、学生の国語科目に対する興味・関心を喚起するため、月1回「授業通信」(タイトルは学生が考案したものを採用)を発行している。内容は、①「コミュニケーション・ペーパー」のフィードバック(学生のコメント紹介と教員の応答)②学習アドバイス(漢字の学習法、評論の読解法、定期試験対策など)、③授業内容の補足説明、④読書案内、⑤連絡事項・その他で構成されている。①については、クラスを超えた学生間の意見交流の場として機能し、ここから議論や理解が深まることもあった。この取り組みは学生にも好評である。

デジタル教科書、視聴覚資料の活用と板書の工夫 平成31年4月~現在に至る

北九州工業高等専門学校(2019年度「国語Ⅱ」、2021年度「現代文」)及び徳山工業高等専門学校(2022年度「国語総合Ⅰ」「日本語コミュニケーション」)での授業において、必要に応じてデジタル教科書を投影して書き込みをしたり、マーカーでチェックしたりした。また、重要事項を板書し、補足説明や参考資料はスライドで提示(重要なスライドは印刷して配付)することで、効率的かつメリハリのある授業展開を意識した。学生に意見を求めた際は発言をその場でスライドに打ち込み、クラス全員で共有することで、議論の流れを確認できるよう工夫した。さらに、音楽や映像などの視聴覚資料を積極的に活用し、学生の興味・関心や想像力を喚起するよう努めている。

配付資料、自習用プリント、授業等のウェブ上での公開 平成31年4月~現在に至る

北九州工業高等専門学校(2019年度「国語Ⅱ」、2021年度「現代文」「日本文学論」)、有明工業高等専門学校(2019年度「日本語コミュニケーション」及び徳山工業高等専門学校(2022年度「国語総合Ⅰ」「日本語コミュニケーション」)における配付資料や自習用プリントを「Webclass」、「Teams」、「researchmap」上で公開し、学生がいつでも自由にダウンロードできるようにしている。また、2021年度より、新型コロナウィルス感染症への対応として、授業を録画し、「Teams」上で公開している。自宅待機学生の学びの継続や、広く授業の復習に活用されている。

作成した教科書・教材
『日本語コミュニケーション講義録・演習レポート集 2022年〔改訂版〕』 令和4年4月1日

令和4年度に有明工業高等専門学校本科4年生の必修科目「日本語コミュニケーション」(通年2単位)で使用するテキスト(講義録、演習レポート、付録)を、焼山廣志有明工業高等専門学校名誉教授と共同で作成した。髙槻は、【はがきの書き方】【手紙文の書き方】の講義録と演習レポートの改訂を担当した。(【】内は単元名を表す)

『日本語コミュニケーション講義録・演習レポート集 2021年〔改訂版〕』 令和3年4月1日

令和3年度に有明工業高等専門学校本科4年生の必修科目「日本語コミュニケーション」(通年2単位)で使用するテキスト(講義録、演習レポート、付録)を、焼山廣志有明工業高等専門学校名誉教授と共同で作成した。髙槻は、【敬語の使い方】の講義録と演習レポートの改訂を担当した。(【】内は単元名を表す)

『日本語コミュニケーション講義録・演習レポート集 2020年〔改訂版〕』 令和2年4月1日

令和2年度に有明工業高等専門学校本科4年生の必修科目「日本語コミュニケーション」(通年2単位)で使用するテキスト(講義録、演習レポート、付録)を、焼山廣志有明工業高等専門学校名誉教授と共同で作成した。髙槻は、【「話し言葉」と「書き言葉」】及び【封筒の書き方】の講義録と演習レポートの作成を担当した。(【】内は単元名を表す)

『評論を読むための基礎知識―文化・文明、近代、言語―』 平成31年9月

平成31年度に担当した北九州工業高等専門学校「国語Ⅱ」の授業で使用する教材として作成した。評論の読解が苦手な学生は、そもそも評論の読み方を知らなかったり、語彙力や論じられているテーマに関する背景知識が不足したりしている場合が多い。そのため、当該年度に扱う評論のテーマ「文化・文明」「近代」「言語」の3つについて、重要語句、背景知識、関連文章、チェックテストなどをまとめた冊子版のオリジナル補助教材を作成し、適宜、参照・解説しながら授業を進めた。この取り組みは学生にも好評であった。

予習プリント 平成31年4月~令和2年3月、令和3年10月~令和4年3月

北九州工業高等専門学校「国語Ⅱ」(平成31年度)及び「現代文」(令和3年度)の授業で使用する教材としてすべての単元について作成した。はじめに単元目標を示したうえで、教材内容に即した自習項目(漢字・意味調べ・読解問題など)を設け、学生に授業外での学習を促した。特に古典については、単語・文法の解説や口語訳よりも内容の吟味(読解)に時間を多く使いたかったこともあり、予習プリントを最大限に活用した。授業は予習を前提とし、自習項目については指名して回答させるため、学生は毎回、緊張感を持って取り組んでいた。また、反転学習的な要素が含まれるため、単元の導入・展開をスムーズに行うことができた。

ワークシート 平成31年4月~令和2年3月、令和3年10月~令和4年3月

北九州工業高等専門学校「国語Ⅱ」(平成31年度)及び「現代文」(令和3年度)の授業で使用する教材としてすべての単元について作成した。授業では限られた時間数で現代文(評論・小説・短歌)・古文・漢文・国語表現のすべての分野を扱う必要があったため、板書事項を逐一ノートに書写させることはせず、学生にワークシートを配付し、重要事項を中心に記入させることで、学生自身が思考する時間、学生間で意見交流をする時間、アクティブ・ラーニングを実施する時間の確保に努めた。

漢字小テスト・長期休暇課題・自習プリント(漢字・語彙・漢字検定対策) 平成31年4月~令和2年3月、令和3年10月~令和4年3月

北九州工業高等専門学校「国語Ⅱ」(平成31年度)及び「現代文」(令和3年度)の授業で使用する教材として作成した。授業内で実施する漢字小テストは使用頻度の高いものや誤答が生じやすいものを優先的に出題した。また、裏面には評価に含まない「語彙力強化問題」を用意し、表面の解答が終了した後に取り組ませた。テスト返却時に漢字問題とあわせて解説し、学生の語彙力向上に努めた。また、漢字小テストで誤答が多かったものや出題しなかったものを中心に長期休暇課題を作成し、取り組ませた。さらに、語彙力強化や漢字検定対策のための自習プリントを応募者の「researchmap」上に用意し、学生がいつでも自由にダウンロードして取り組めるようにした。

学校の評価
該当なし
 
実務経験 特記事項
該当なし
 
その他
該当なし
 
職務上の能力に関する事項
資格・免許
該当なし
 
特許等
該当なし
 
実務経験 特記事項
該当なし
 
その他
該当なし
 
共同研究

該当なし

技術相談の内容

該当なし